峰街道・・・信州新町史上巻1296ページ

 峰街道は大安寺にて高府街道より分岐し、土尻橋を渡り中条村下長井、上長井を経て当町(信州新町)茂菅(もすげ)に至り水内橋街道と合し赤柴、越道峰、菅沼峰、筏峰(いかだみね)を経て美麻村、大町、さらに北国糸魚川方面に通じている。一名善光寺街道とも呼ばれた往来で、渡川もなく、災害も少なく、部落をつらね見通しのよい峰づたいの最も古い重要な街道であった。赤柴に「右新町左善光寺」と刻まれた石の指導峰がある。峰づたいに豊明神社、万福寺、近戸皇大神社、玉泉寺があり、また栃が峰の三又岐点に「左戸隠道右善光寺」と石に刻んだ巡礼供養塔がある。立屋峰(三角点806メートル)の立屋城址、藩政当時の番所跡、戸隠別院跡、萩野城址、伝説の残る萩野池などこの道筋である。明治の中ごろまで「ボッカ」と呼ばれる人の背による物資運搬が列をなし、牛馬の運搬とともに盛んで、これを生業としたものが多かった。小川村立屋の城平に荷物引継所だったといわれている屋敷跡がある。大町から、長野かたの物資が此所で引継がれたと云われている。

タバコ岩付近空撮 タバコ岩西広場からの北アルプス


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※玉泉寺~大安寺の地図

※湯の海~中尾口の地図